2008年9月11日

サローネ・デル・グスト 2008 - 11 -

この秋のサローネの全「味覚のワークショップ」の詳細ご紹介、第7弾です(英語版詳細はこちら)。

第1弾
第2弾
第3弾
第4弾
第5弾
第6弾

ワークショップへの参加費はテーマによって異なり、スローフード協会員価格の一般価格と較べた割引率もまちまちです。

以下、例によって予約コード・開催日時・テーマ・一般価格・スローフード協会員価格の順にまとめてみました。
こちらも10月3日(金)中の予約完了が必要になります。
予約フォームには、上の英語版リンク先で、ご希望のイベントの項の右端の Book Now と水色の字で書かれたリンクから進むことが出来ます。同じ水色の字で Info と書かれているテーマは、オンライン予約を一時クローズしており、当日前もって現地での予約に出向く必要があります。
通常は原語から伊語・英語への通訳が付きます。



LS091 26日(日)06:00 PM
「Pico of perfection」
イタリアはヴェネト州ヴィチェンツァ県下、レッスィーニ山地にあるガンベッラーラの地域では、元は火山だった丘の上でアンジョリーノ・マウレのラ・ビアンカーラが個性を極致にまで表現していると言えるワインを造り続けています。ぶどう畑はビオディナミを適用した化学的な矯正を施されることのない栽培下で、自由に自身をワインに反映しています。アンジョリーノのワインの中でもテロワールをよく体現しているピコの1998年もの、1999年もの、2000年もの、2001年もの、2004年ものと2006年ものを味わっていきます。
€ 20,00 € 15,00

LS092 26日(日)06:00 PM
「Hidden Australia」
オーストラリアの知られざる地の探検に、ザック、地図と方位磁石で武装して挑んでみましょう。その冒険に携えていく水筒を満たすのは、タスマニアは Bay of Fires の発泡ワイン、ヴィクトリア産 Sorrenberg の白や Craiglee Shiraz の赤とモーニングス・ペニンスラ産 Kooyong Pinot Noir、西部産 Riesling Frankland Estate、ニュー・サウス・ウェールズ産 Braemore Semillon Hunter Valley、南部産 Balnares Coonawarra、そして最後に再びヴィクトリア産の甘口e Chambers Rutherglen Muscat 。ただし南北を混同しないよう気を付けて!
€ 20,00 € 15,00

LS093 26日(日)06:00 PM
「Spot on」
イタリア・ピエモンテ州ビエッラ県のエルヴォ渓谷やセッラのモレーン(氷堆石)層上では、「ラッテヴィーヴォ協会」を形成する十社もの養牛業・チーズ生産業者が、今日絶滅を危惧されている土着品種牛「ロッサ・ドローパ」の生乳からバター、トーマ・マグラや地元方言でスクラスクと呼ばれるリコッタを生産しています。これらを、これもまた生乳から造られた他の美味しいカプリーニ、バローロのテッレ・ダ・ヴィーノやネイヴェのフラテッリ・ジャコーザのワインと共に味わいます。
€ 16,00 € 11,00

LS094 26日(日)06:00 PM
「Smoking only」
食肉の燻製技法は大変古くに遡り、独特の風味を与えつつ長期保存を可能にするものです。トレンティーノ・アルト・アディジェ州メラーノのハインリヒ・ポーダーの純正なスペックからトスカーナ州の養豚・加工業者パオロ・パリーズィの素晴らしいグァンチャーレの燻製とプロシュット・コット、またトレンティーノ・アルト・アディジェはヴァル・ディ・ノンのモルタデッラ(スローフードのプレシディオ)、ロンバルディア州ヴァルキアヴェンナのヴィオリーノ・ディ・カプラ、アブルッツォ州ラークイラ県カポトストのモルタデッラやカンパニア州サレルノ県ジョーイのソップレッサータなどを、プラネータのシチリア産ワインを添えて味わいます。
€ 18,00 € 13,00

LS095 26日(日)06:00 PM
「Grape shots」
アックアヴィーテの製造に適したぶどうの性格は、ワインの場合にも起こることですが、製品になったアックアヴィーテの中にもテロワールの特徴の痕跡として認められることがよくあります。蒸留酒のエキスパート、ミケーレ・ディ・カルロがイタリア独特のアックアヴィーテの世界にご案内。エリオ・アルターレのバローロ、モンテファルコ・アルナルド・カプラーイのサグランティーノとドンナフガータのパッスィート・ディ・パンテッレリーア「ベン・リエ」という素晴らしい三つのワインと、同じぶどうを原料としたボナヴェントゥーラ・マスキオのアックアヴィーテ三品を味わいます。
€ 18,00 € 13,00

LS096 26日(日)06:00 PM
「Stock account」
昔ながらの方法で作られたブロード(スープストック)と市販の固形スープで作られた即席のブロードを比較してみます。ポッレンツォの食科学大学で教鞭を取るアルベルト・カパッティと、スローフードのプレシディオであるピエモンテ牛を担当するセルジョ・カパルドが、本当のブロードの歴史、エピソードと品質について語り、アントニオ・キオーディ・ラティーニ(シェフ)が 魚、鶏、牛それぞれの素材別に伝統的なものと創作的なもの二種のブロードを紹介していきます。そして最後にブロードで煮込んだラ・グランダのボッリートを Ser Gioveto Rocca delle Macìe を添えて味わいます。
€ 16,00 € 11,00

LS097 26日(日)09:00 PM
「Les grands crus: Produttori del Barbaresco」
ランゲ地方でも最も重要な組合のカンティーナ「プロドゥットーリ」で行われている長期にわたるスキンコンタクトとオークの大樽での熟成は、呼称に最もよく適応したぶどう畑で産出されるバルバレスコ種の中での様々な個性を際立たせています。カンティーナ設立50周年のこの機会に、この十年間でも最上のヴィンテージである1999年ものからリオ・ソルド、パイエ、モッカガッタ、ラバイヤ、モンテフィーコとモンテステファノという六つのクリュをテイスティングします。グラン・フィナーレはオヴェッロの1979年もののバルバレスコで。
€ 30,00 € 25,00

LS098 26日(日)09:00 PM
「Chianti, sire」
カステッリン・ヴィッラはそのカンティーナの中に、キアンティ・クラッシコの記憶という一つの紛れもない宝物を保有しています。 それはカステルヌオーヴォ・ベラルデンガのサンジョヴェーゼの最も純粋で痛烈なまでにありのままの表現形。この領地の所有者であるコラリア・ピニャテッリ妃のエスコートでこのリセルヴァを2000年もの、1995年もの、1985年もの、1975年もの、1971年もの、そして締め括りの、より一層選りすぐりの果実から作られたリセルヴァの中のリセルヴァ「ポッジョ・アッレ・ローゼ 2003」まで、ヴァーティカルにテイスティングしていきます。
€ 35,00 € 30,00

LS099 26日(日)09:00 PM
「Westvleteren: a legend brewing?」
ビール愛好者たちの共同幻想の中で、ヴェストヴレーテレンは特別な位置を占めています。サン・シストゥスのトラピスト会修道院に出向かなければ買うことの出来ない、唯一ラベルさえ持たない、おそらく世界でも最高のビール。その素晴らしさの秘密は、ビール造りを手がける修道僧たちの生活上の極めて厳格な規律そのものの果実なのかも知れません。このビールのブロンド三種を、同じビールのキュヴェの澱とともに熟成させたフランスはベルヴァルの修道院製チーズとともに味わいます。書籍「レ・トラピスト Les Trappistes」の著者 Jef Van den Steen もパネリストに迎えて。
€ 20,00 € 15,00

LS100 27日(月)12:00 PM
「Dear old Arneis」
ロエーロ地方の土着品種アルネイスは今日、自らの生むフレッシュでフルーティーな白によって知られ、好まれています。しかし、試飲の機会が稀なためか、アルネイスが時の経過によって立派に熟成する品種であることを知る人もまた少ないというのが事実。このワークショップでは、Monchiero Carbone 2004、Almondo 2003、Negro 2001、Deltetto 1998、Marsaglia 1997、Malvirà 1989 そして Cornarea 1983 と、タナロ川左岸の最上のワイナリーのいくつかのワインを、80年代ものから2000年代ものまでヴァーティカルにテイスティングしていきます。
€ 18,00 € 13,00

LS101 27日(月)12:00 PM
「Terroirs d'Italie, international grapes」
土着品種というものは、それらが元々根づいたテロワールにおいてこそ自らを余すことなく表現するもの。それはイタリア
で育ったインターナショナルな品種についても同じで、カベルネ・ソヴィニョン、カベルネ・フランク、メルロなどのボルドーの品種も例外ではありません。テヌータ・サン・レオナルド社のサン・レオナルド、フラヴィオ・ロッドロ社のブリッコ・アッピアーニ、ラ・ストッパ社のストッパ、アーマのラッパリータ・カステッロ、イーゾレ・エ・オレーナのカベルネ・ソヴィニョン、ボッカディガッビア社のアクロンテ、モンテヴェトラーノ社のモンテヴェトラーノ、そしてエーモ・カポディリスタ社のコッリ・エウガーネイ・カベルネ・イレネーオなどのワインのテイスティングを通して、それを実感することが出来るでしょう。
€ 20,00 € 15,00

LS102 27日(月)12:00 PM
「Barley and beyond」
モルトという形で世界中のほぼ全てのビールに使われているオート麦は、ビール製造用の穀類中でも「王子」的存在。それにも関わらず、イタリアの職人気質なビッラーイたちは、その他の穀類を使用しても最上の結果が出せることを立証しています。ここではグラード・プラート社のキビ使用のもの、パウザ・カフェ社のアマランサス(和名:ヒユ)使用のもの、バラディン社の小麦と蕎麦使用のもの、ベーバ社のライ麦使用のもの、そしてペトロニョーラ社のエンマー小麦使用のものをテイスティングしていきます。
€ 16,00 € 11,00

LS103 27日(月)12:00 PM
「Presidium cheeses」
スローフードのプレシディオとなっている世界中のチーズから、いずれも生乳から手で少量生産されているもの8種(フランス・ベアーンの放牧地産のトーマ、アイスランド産のスキル、ポルトガル産のケージョ・ヂ・セルパと植物性の凝乳酵素使用の羊乳チーズ、クロース・バウンド・チェダー、アメリカはヴァーモント、ヴァージニア、インディアナ州産のヤギ乳や牛乳のチーズであるグレイソンとジュリアーナ、アイルランド産の外皮を洗浄されたドゥラスやディリスカスなどを味わっていきます。コーディネイトされるのはトスカーナ州のチェッキ社とアグリコルトーリ・デル・キアンティ・ジェオグラフィコ社のワイン。
€ 18,00 € 13,00

LS104 27日(月)12:00 PM
「Black is better」
チンタ・セネーゼ、セルド・イベリコ、パルマのリナータといった黒豚で有名な三つの生産地からの三種のハムを比較していきます。ウズィニャーノ・ディ・ラーリのチンタ養豚業者パオロ・パリーズィのコッシェ(腿肉ハム)、マッシモ・スピガローリによって選び抜かれたパルマ産黒豚ハムとスペインの神話的なハモン・イベリコとトレント産DOCボッリチーネの競演です。
€ 25,00 € 20,00

LS105 27日(月)12:00 PM
「Schiavoni's sandwiches」
バール・スキアヴォーニのジャンカルロ・ルバルディは、モデナのヴィア・アルビネッリの市場ではちょっとした有名人。まるでパンの皮がホントの陶器のお皿でもあるかのように、ひとつの料理として真剣そのものに考案された彼のパニーニは、労働者の飢えを癒し、学生たちを満腹にし、食いしん坊たちを驚かせて来ました。ここサローネにおいては彼自身が彼の街の特産品やあの市場の新鮮な野菜を使った取っておきのものを紹介。カステレヴェトロのヴィットーリオ・グラツィアーノ社の瓶で二次発酵させたランブルスコの逸品と共に味わいます。
€ 16,00 € 11,00





ワークショップのプログラム紹介はこれから最終回に向かってあと2回連載の予定です。

ところで:
Chianti の日本語表記は、私はキアンティに統一しています。
日本では「キャンティ」と表記するのが慣習で、SEO対策だけを考えれば私もそう書いておく方が有利であるには違いないでしょうが、イタリア語本来の発音ではどうしてもそういう風には聞こえないので、やはりどうにも違和感があるのですよね・・・。




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